2017年3月11日(土)に、日本公認会計士協会東京会青年部主催の公認会計士受験生向けの企画で、パネリストとして登壇させていただきました。
「多様な分野の会計士と会える」というテーマであり、監査法人を経て独立していることと、女性であること、さらに、子育てをしながら仕事をしていることという点で、ご依頼をいただけたようです。
我ながら、よいお話をさせていただきましたので、こちらでもご紹介します。
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④女性会計士としての受験生へのメッセージ
監査法人では、男女の区別なく、仕事ができたなと感じています。仕事の配分や、残業でも、男性と女性で区別というか、差別を受けたことはないのかなと。
ただ、女性の場合、どうしても、妊娠出産育児というプライベートの事情が絡んでくると、男女関係なく働けるという面がマイナスに働くのかなと。
私自身、結婚では特に生活は変わらなかったのですが、子供が欲しいなと思っても、毎日のハードな仕事の中でなかなか授からず、そういうこともあり、2012年に8年弱いた監査法人を退職しました。
しばらくは、体調回復の意味もあり、のんびりしていたら、子供を授かりまして。
でも、しばらく仕事を離れてしまうと、このままではもったいないなぁと考えていたところ、友人の税理士さんからお誘いがあり、税理士事務所でアルバイトを始めました。
所長先生のもと、法人税や所得税の申告書の作成補助をやらせていただきながら、やはり、士業というのは一人の名前でも戦っていけるものではないかという気持ちがわき、自分の事務所で勝負してみようと現在に至ります。
それで思うのは、私が公認会計士という資格を持ち、監査法人で専門性の高い経験を積むことができたおかげで、仕事を少し離れても、自分で事務所を起こして、自分の融通を聞かせながら楽しく仕事ができているなと感じます。
このことは、男性女性に限らないと思うのですが、自分がやりたいと思う仕事をずっと続けていくには、専門性の高さというのは、他人から見た場合、とても分かりやすいことなのかなと考えています。
その上で、ライフステージの変化で柔軟な働き方が求められる女性には、より、その専門性の高さというのは大きな武器になるのかなと感じています。
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